Mind

モンモリロナイトへの想い

私が、この不可思議な鉱物:クレイに関心を抱いたのは1983年の事。仕事仲間に紹介された理工学者:手塚煕先生との出会いがクレイへの興味の始まりでした。

当時、手塚先生は、大手企業の新規事業プロジェクトの傘下でクレイを主剤としたスキンケア商品の開発に従事されていました。
初会合では「商品開発の難しさもさることながら、開発後のマーケット・広告・販売に関し、ノウハウがない」等、問題が山積の状況でした。

しばらくの間、それほど活発な交流があった訳ではなかったのですが、クレイの持つ不思議な力に魅力を感じていた私はその特性ゆえ、「これほど人の役に立つものであれば、広く世間に伝えたい」という思いを馳せて、クレイのスキンケア用品を身内に試させてみたり、微力ながら極々、小さなマーケットなどへの販売を始めました。

それから一年後、1984年の事だったと思います。
この手塚先生率いる新規事業プロジェクトは、商品化へのハードルが高いがゆえ、突然中止されてしまいました。
大企業ではよくある事とはいえ、今までの研究と時間が水泡と化すような決定は、研究者である手塚先生には断腸の思いであった事は容易に想像がつきます。
同時に、あらゆる観点でクレイの素晴らしさに夢中になっていた私にとっても、このことはとても残念な出来事でした。

しかし、クレイの魅力を諦めきれない私は、手塚先生との交流、及び研究のサポートを水面下で進めるようになりました。
世間では当時、幼少年者のアレルギー、アトピー性皮膚炎などの患者さんが極端に多くなってきた時期でもあります。
私は皮膚科のドクター達との出会いを求め、クレイの良さを知ってもらう事に全力を注ぎました。
そんな毎日が続くある日、ふと家内が見つけた小さな新聞記事を頼りに会いに行ったのが、東京女子医大出身のアレルギー性皮膚炎治療の大家である王瑞雲先生です。
王先生は、当時の私の拙い説明にもかかわらず理解を示していただき、スキンケアのレシピについても賛同をいただきました。
またご自分の患者さん達にも勧めていただき、その症例から改善経緯なども親身になってご報告いただき、その効果は私を本当に勇気付けるものでした。
今から思うと、この出会いもまた、私にとっては以後の人生を決める大きな財産となった次第です。

これらの出会いを大切にして、人々の健康関する悩みに真摯に取り組み、生活改善に本当に役立つ商品を生み出すビジネスを生涯の仕事にしようと決めた私は、株式会社粘土サイエンスを起業いたしました。
今日、私供がこのような経緯から、自信を持って本当に良い商材を選別できるのは、前述した様々な研究者、専門家、達人たち、そして家内との出会いがあったからだと痛感しています。
「クレイの持つ力=地球の持つ限りない力」を礎に、本当の健康とスキンケアを皆様にお届けできる発信基地となれるならば、私にとってこれ以上の幸せはありません。
クレイに関することであれば、どうぞお気軽にご相談ください。新たな出会いを大切に。

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